室内楽では、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4種類の弦楽器を用いて弦楽合奏を行っています。こちらでは各パートの紹介を簡単にしていきたいと思います!
ヴァイオリンは弦楽器の中で一番小さく、一番高い音の出る楽器で、約4世紀半も前にほとんど完全な形で登場した長寿楽器です。オーケストラではメロディーを弾くことが多い花形的存在です。1st・2ndヴァイオリンに分かれており、1stが主に主旋律や高音域を担当しています。2ndも重要なメロディーを奏でたり、1stと協和して美しい音を奏でたりします。今年の定期演奏会では3rdヴァイオリンが登場し、3パートに分かれるブランデンブルグ協奏曲3番も見所です。
現在、ヴァイオリンには、1年生6人、2年生5人、3年生2人、4年生5人、5年生4人、6年生3人の計25人が所属しています。1年生は上級生に劣らず練習熱心で、期待ができる頼もしい新人です。
人数が増え舞台に入りきるかという嬉しい悩みもあるヴァイオリンパートですが、ヴァイオリンの魅力が全面に伝わるよう、難易度の高い曲も一生懸命練習しています。ぜひ耳を傾けてみてください。
みなさんビオラって知っていますか?「ビオラ 何それ知らない笑」 そんなことを言っているそこのあなた! これから説明するのでよーく聞いておいてくださいね。
ビオラは簡単に言うとバイオリンを少し大きくしたものでバイオリンより5度(弦1本分)音が低い楽器です。
「なんだ、結局バイオリンとそんな変わらないじゃん」 …そう言われると思っていました。確かに華やかな音色を持つバイオリンや低音が魅力のチェロ、コントラバスと比べると地味で中途半端な楽器です。実際に19世紀に入るまでは独奏楽器として認められずオーケストラや室内楽でしか使用されていませんでした。
しかし音楽の中では中音域を担当しオーケストラでは弦楽器と管楽器の仲介をするという重要な役割を持っています。ビオラは音楽を影から支えているまさに[縁の下の力持ち]なのです。なのでビオラのいない音楽はとても味気なくなります。と同時にビオラの魅力は何と言ってもその音。ビオラの音色は人の声に最も近いと言われており、弾いているとその柔らかな音色が楽器から伝わってとても心地よいです。
そんなビオラですが今年は新たに2人の新入生を迎えますますパワーアップしました!普段は裏方に徹することが多いビオラですが、メロディーを弾く曲もたくさんあります。ぜひビオラの音色に耳を傾けてみてください。
みなさんこんにちは!チェロパートです。みなさんはチェロという楽器をご存知でしょうか?チェロはバイオリン、ビオラと形は似ていますが、それらの楽器よりも低音を演奏し、座って弾くことが特徴です。低音ということで、演奏ではメロディーを支える役割が多いですが、チェロがメロディーを担当することもあります。演奏中はチェロの渋く柔らかい音色を楽しんで頂ければと思います。
それでは、そんなチェロパートの素敵なメンバーを紹介していきたいと思います。
まずは岐阜薬科大学に在籍中の長原悠樹先輩。先輩はオーケストラ経験者で、抜群の安定感でチェロパートの演奏を支えてくださいます。6年生の小野木朱音先輩は演奏だけでなく、雰囲気の面でもチェロパートにとって不可欠な先輩です。この2人の先輩は、今回が最後の定期演奏会になります。今まで本当にありがとうございました。続いて、5年生の増沢遥加先輩です。とても謙虚で、素晴らしく優しい先輩です。4年生は3人います。まずは岐阜薬科大学の池原亜佳りちゃん。そして獣医科の高岩亜菜里ちゃん。2人ともチェロ経験者でしっかりしていて、キャラが立っていて、いつもとても頼りにしています。後は僕、伊藤が演奏させていただきます。2年生は中原茉保ちゃんです。初心者始めですが、メキメキ上達していて...これからのチェロパートをよろしくお願いします。最後に1年生の水谷沙希ちゃん。期待の1年生でこれからの活躍に目が離せません。
今年の定期演奏会はこの8人で演奏させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
みなさんこんにちは!コントラバスパートです。コントラバスとは、舞台の奥の方に見える、奏者よりも背の高いあの大きな楽器です。重さはと言いますと、中が空洞なので実はあまり重くないのです。調べてみると約10~15 kgであることがわかります。2,3歳の子どもと同じくらいの重さなのですね。また曲の中では、他の楽器より低い音、大きい音を出すことができるという特徴を生かして、リズムを刻んだり低音を伸ばしたりしていることが多いです。驚かれるかもしれませんが、コントラバス奏者の中にはメロディーを演奏することよりリズムを刻むことに大きな喜びを感じている人たちもいるのですよ。
そんなコントラバスに魅せられてこの楽器を演奏するのは、日々練習を重ね驚異的な上達を見せる三宅陽平くん、今年から新しく仲間に加わった期待の新人杉浦夢歩ちゃん、そして赤座です。表立った華やかさはありませんが、低音で合奏を支えていきます。少しだけその音にも耳を傾け、僕たちの低音を楽しんでいただけましたら幸いです。